不動産鑑定ってどのくらいお金がかかるの?
- Sohei Tateyama
- 2023年6月5日
- 読了時間: 3分
不動産鑑定士は士業関係の方からご相談・ご依頼を頂くことが多いのですが、たまにホームページを見られた一般の方からご相談を頂くことがあります。
その際ご相談者のお話しを一通りお聞きした後、不動産鑑定にどのくらい費用がかかるか知っておられるかお聞きし、最低でも10万円くらいはかかることをお伝えすると、だいたい取り下げされます。(笑)
不動産鑑定士が不動産の評価をする専門家と知っている方でもどのくらい費用がかかるか知ってる方は少ないようです。
そこで、今回は当社にご依頼頂く場合にどのくらいの費用がかかるかについてご案内します。
まず、多くの不動産鑑定業者で引用されている基本鑑定報酬額表
(評価額1.5億円まで)を以下に添付します。

これは「公共事業に係る不動産鑑定報酬基準」(中央用地対策連絡協議会理事会申し合わせ)という公共事業の際に依頼する不動産鑑定において採用されている報酬基準です。
基本的に、対象不動産の評価額に応じて報酬額(ご依頼費用))が変わります。
当社では、基本的に都度見積書を提出させて頂きますが、目安があった方が良いと思いますので、このブログで紹介させて頂きます。
不動産鑑定士による不動産の評価は大きく分けると2ケースあります。
(ケース1)不動産鑑定評価基準に則った鑑定評価
正式な不動産鑑定評価のことで、税務署や裁判所に提出する場合は
ケース1の鑑定評価書が必要となります。
前記「公共事業に係る不動産鑑定報酬基準」はこのケースを前提とした
報酬基準です。
(ケース2)不動産鑑定評価基準に則らない価格等調査
簡易な価格又は賃料の査定書で、社内確認資料等として利用されます。
作成する書類の名称も「調査報告書」「意見書」等となります。
以上2ケースについて当社の鑑定報酬の目安を以下に示します。
(ケース1)
〇所有権評価額1億円まで
・土地のみの価格の鑑定評価:15万円~30万円
・土地・建物一体の価格の鑑定評価:20万円~35万円
・地代の鑑定評価:30万円~45万円
・家賃の鑑定評価:40万円~60万円
(ケース2)
〇所有権査定額1億円まで
・土地のみの価格の価格等調査:10万円~20万円
・土地・建物一体の価格の価格等調査:15万円~25万円
・地代の価格等調査:15万円~30万円
・家賃の価格等調査:20万円~40万円
※借地権、立退料のほか権利関係が複雑な物件については、個別見積り
となります。
なお、ご依頼頂いてから納品までの納期の目安は、
価格評価では3~4週間程度、賃料評価では4~8週間程度程度です。
お急ぎの場合は、ご相談の際にお伝え頂ければその時期の最短納期を
お伝えします。
以上、当社に鑑定評価等を依頼された場合の費用及び納期の目安を示しましたが、不動産は個別性が強いため、依頼目的、依頼件数、物件の種類毎に費用や納期が変わりますので、まずはお気軽にお問合せ下さい。
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